□ 動物実験について思う事 ('06/3/15)
動物実験。
ベジタリアンとは直接関係ないようですが、一つ前のエッセイ、肉を食べない理由について、
と内容的には似ているかな?と思って掲載します。
動物実験の是非は別として、動物実験の現状はあまり知られていません。
あまり知りたくない事かも知れません。
実験に使われる動物はマウスやラットが圧倒的に多いものの、
私達のいわゆる身近な動物である、犬や猫も使われています。
「医学の進歩のため、新薬開発のため、
私達人間のため、動物は可哀相だけど仕方ないのだ。」
多くの人がこの様な意見を持っていると思います。
そして実験の現状についてはあまり知らない。
一時期、飼い猫が盗まれて、動物実験施設に送られ、
実験動物にされてしまうという事件がありました。
全国の保健所で毎日収容される、捨てられた犬や猫たち。
以前はこれらの動物の一部が、実験動物になっていました。いわゆる払い下げです。
(昨年末をもって、全国的に払い下げは禁止されました)
収容される動物の中には、行方不明のペットもいます。
日本では収容期間は約7日間と短いので、
飼い主が探し出す前に殺されてしまうという、無惨なケースもあります。
そしてそのペット動物が、もし実験施設に送られていたとしたら。
自分の犬・猫がもし実験動物となったら??
想像できるでしょうか。
健康なその体は病気にさせられる。
(新薬・治療法開発のためには、まずその実験体を、病気にする必要があります)
過去の例を挙げれば、その病気にさせられた動物の姿は無惨であり、
目を覆うものさえあります。
ここでも私達は線引きをします。
自分のペット動物と、見えない所で実験体となる動物。
同じ猫、同じ犬。
自分のペットと同じように可愛い猫が、犬が、実験体となる。
苦しい実験に耐える。
そしてその命は犠牲となる。
私は自分の飼い猫がもし実験体になったら等と想像したら、
本当に死にそうになります。
そんな事が実際に起こったら、気が狂いそうです。
でも同じ猫が、数え切れないほどの可愛い猫たちが、
私達人間のために、(時には単なるその名目で)
命を落としてきた、という歴史があります。
そしてその動物実験は今も続いています。
全ての実験体である犬や猫一匹一匹に、自分のペットと同じ位の
感情移入をしてみましょう、と言っているわけではありません。
そんな事無理ですし、私にとっても、いくら同じ猫とはいえ、
やはり飼い猫の方により感情移入してしまいます。
ただ、この位の重みで動物実験という事を受け止める、
という事は必要なのではないかと思うのです。
私達人間のために行われている以上、
そして、殆どの人が(私も含め)、現代医療・薬の恩恵を受けている以上、
その裏で犠牲となってきた、そして今もなっている動物の事について、
関心を抱くのは大事な事だと思います。
数十年前に比べたら、動物実験も改善されてきたと思います。
昔は、今では行われていない様な残酷な実験もありました。
技術が進んでいけば、より動物の犠牲が減る形での実験、
又は動物を使用せずに済む実験の技術がみつかるかもしれません。
なかなか一般に公表されない動物実験。
だからこそ、1人1人が関心を持ち、
改善に向けて意見を持ったり、その動向を見続けていく事も大事だと思います。 |
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