肉・魚・卵・乳製品不使用で料理・・と聞くと、質素なイメージを持たれるかもしれません。
私も最初は料理のバリエーションもなかったので、同じメニューの繰り返しでした。
でも今となっては、毎日の献立に困ることはありません。
それは私がベジタリアン料理を極めたからでもなんでもなく、
ただ単に、ベジタリアン料理は特別なものではないということに気付いたからです。
特にここ日本は元々菜食だった国だけあって、素晴らしい食材に溢れています。
豊富な旬の野菜、豆腐などの大豆製品も充実しています。
ベジタリアン料理用に特別な食材を揃えなくても、身近な材料で気軽に作れます。
また、ベジタリアン料理には地味なイメージがあるかもしれませんが、
ボリュームのあるメニューもたくさん作れます。
今まで肉や魚を加えることが普通だった料理・肉や魚抜きではコクが出ないのでは?
と思われていた料理でも、意外と野菜だけでも美味しいことに気付きます。
日本は輸入大国であり、私達が消費しきれない程大量の肉が輸入されています。
そしてこの大量生産・大量消費の社会に対応すべく、莫大な数の動物が工場畜産によって
飼育され、自然と掛け離れた状況に置かれています。一生青空を仰ぐことがない動物、
不自然な飼料によって、体に支障が出る程太らされる動物などもいます。
大量生産・物の溢れるこの時代、動物も物のように「生産」されています。
しかし勿論動物は物ではありません。
苦痛に満ちた短い一生・恐怖の最期を迎える動物も多くいます。
工場、まして屠殺場は私達の目に触れない所にあります。
「牛肉」や「鶏肉」はスーパーで毎日目にするのに、その肉の元である「牛」や「鶏」は
目にしないという現状です。 確かに敢えてそんな動物たちを目にしない方が、
肉を食べやすいかもしれません。でも私は、全ての人に現状を知ってほしいと思っています。
肉は元々動物なのだという当たり前のことが、気付かれずにいる気がします。
牛・豚・鶏も、私たちがペットとしてかわいがっている犬や猫と同じ動物です。
肉としてだけではなく、動物として考えることが出来れば、食べる時に本当の感謝の気持ち
が生まれ、現在のように無駄に命を落とす畜産動物の数も減ると思います。
私は肉食を否定しているわけではありません。
ただ、現在の余りにも無駄の多い肉の大量生産には反対です。
実際、ビジネスや貿易上の問題を考えれば、肉の生産・輸入を減らすのは難しいことなの
かもしれません。しかし私は、現状への反対の気持ちを持ち続けていきたいと思っています。
そして、多くの人にベジタリアン料理を楽しんで頂けたら嬉しいと思っています。
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