ベジタリアンについて、動物について、など私の思ったことを書いています。
□“豚が豚肉に変わる瞬間”というコラムを読んで ('04/5/1)


豚が豚肉に変わる瞬間(04/04/20)

その人が、竹を斜めに切ったような特殊な形のナイフを、電気ショックで気絶し
逆さまにつるされた、
生後約6ヶ月、体重約100kgの豚の、鎖骨から心臓に
向かって突き刺すと、
1リットル入紙パックのトマトジュースを逆さまにしたように、
真っ赤な血液が勢いよく出てきました。

雨合羽を着てヘルメットをかぶり白い長靴をはいた私は、10mlの試験管を
差し出し血液を受け止めていました。差し出した右手は、ちょうど小便を
かけられたように生暖かく、
手を引っ込め試験管にゴム栓をする時には少し
冷たくなり
一つの命が消滅し、物(食肉)に変わったのがわかりました。

以前、豚の血液中に存在する各種病原体に対する抗体を調べるため、
と畜場で血液を採取する時に経験したことです。

豚を豚肉にするためには、必ず誰かが豚の命を絶たなければなりません。
機械によるオートメーションではありません。

毎日何百頭もの豚の命を絶っている人が全世界に何千人もいると思います。

生後半年で、人間のタンパク源となるために命を与えられ、命を絶たれる豚と、
その豚を食肉にしてくださる方々に感謝します。

                       動物新聞 「豚が豚肉に変わる瞬間」より


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またまた動物新聞からの抜粋です。
こちらのサイトは、心を打たれるような・頷いてしまうコラムや、また勉強になるような
コラムもたくさんあり、とても読み応えがあります。

それにしても、屠殺の様子というのは画像や映像で見るのはもちろん強烈ですが、
このように文章で読んでみても、本当に生々しいものですよね。
生後6ヶ月・・という言葉に何だかショックを受けてしまいました。
犬や猫ならかわいい盛りで、写真を撮りまくってしまう時期でしょうか。

血が冷たくなり一つの命が消滅し、物に変わるとき。。
私たち人間・・というか消費者にしたら、スーパーで売っている豚肉なんて、
みんな同じ豚から作られたもの。思うことは“どんな料理にしようかしら?”位ですよね。
あーー豚の命っていったい何なんでしょう??
・・すみません、この“一つの命が消滅し、物に変わるとき”という記述が私には重く、
叫びたくなりました・・。

“生後半年で、人間のタンパク源となるために命を与えられ、命を絶たれる豚”
そしてその屠殺の生々しい風景、そしてその行為を毎日行う人々。
こういった肉が作られていく、言ってみれば“重い部分”は隠され、目を背けられ、
そしてテレビに雑誌に街に氾濫する、グルメ・グルメ・・おしゃれなお店・ランチ・ディナー・・
いわゆる“美味しい楽しい”部分。
素敵なレストラン、素晴らしいシェフとその料理、それを否定しているのではありません。
素人ながら料理が好きな私にとって、食材を素晴らしい料理に作り上げるシェフの方々を
尊敬していますし、素敵なレストランに行くのは私も大好きです。
ただ、やはりきれいな部分・楽しい部分だけではいけないんじゃないかと・・思うのです。
パック詰めされた豚肉になる前の部分、これも知っておく必要があるのではないでしょうか。