ベジタリアンについて、動物について、など私の思ったことを書いています。

□輸送中の豚 ('03/8/17)


お盆の大渋滞・・私たちも見事にはまってしまいました。
2車線道路は殆ど動かず、私たちは同じ景色をボーっと眺めていました。
すると隣車線の車が少し進み、私たちの車の真横に豚を乗せたトラックが止まりました。

夢中で車内の餌を食べているのか、こちらに顔を向けることは一度もありませんでした。体の割りに小さくてかわいらしい尻尾がぴょんぴょん動いています。

その体には青色のマジックで大きく記号が書かれていました。なんともショッキングな光景です・・。豚の体そのものが商品なのだということを、強く実感させられます。

今自分たちは屠殺場へ向かっているのだということを、この豚たちは分っているのだろうか??という疑問が何度も何度も頭をよぎりました。

つくづく体を提供する・・ってすごいことだと思います。
体を張った仕事、はたくさんありますし、それはそれで大変なことだと思いますが、何しろ“体丸ごと”つまり“命”を提供するわけですからね。

もし私が豚だったら、それは有意義に使われたいと思うでしょう・・。残って捨てられるなんて悲しいですよね。いつかテレビで見たモンゴルの遊牧民が羊を殺していたときのように、皮から骨から血の一滴まで使い切る・・こんな風にしてもらいたいです(・・と言いながらも殺されるのを想像するとぞっとしてしまいますが)。
でもこのトラックは、豚を適切な状態で輸送していたと思います。
食用動物の輸送については、世界各国でも問題点が多くあるのです。
換気もなく長時間輸送するため、動物が熱さや窒息により死んでしまう、
詰め込むように大量の動物を輸送するため、他の動物の下敷きとなって死ぬ動物がいる・・など。
少なくともこのトラックでは、豚は十分な換気、スペース、そして餌を与えられており、快適な環境に置かれていたと言えそうです。

工場生産による豚は、ずっと室内で育てられるため、屠殺場へ向かう日に初めて外の空気を吸うことが出来る豚もいるとか。殺される日に初めて外に出れるなんて皮肉ですね・・。

私は豚を運んでいるトラックを、この日初めて目にしました。
このトラックのように豚が見える状態ではなく、輸送しているトラックもあるでしょう。
私は豚や牛、ニワトリなどが、このように丸見えの状態で輸送されればいいのに・・と思います。
そうすれば誰もが、何かしら感じるものがあるはずです。
こういう豚を私たちは食べているんだ・・この豚はこれから私たち人間のために殺されるのだ・・
こう感じることによって、食べ物を粗末にすることなどできなくなるような気がします。

これは野菜についても言えることですね。
スーパーで山積みになった野菜だけを見ていると、ただの物のように思えてしまいますが、
実際種を蒔いて野菜を育ててみると、いろいろな発見があります。
水と日の光でぐんぐん成長して、実を実らせ、それを私たちは収穫するわけですからね。
無駄には出来ない、と思ってしまいます。