ベジタリアンについて、動物について、など私の思ったことを書いています。
□野生動物オークションとハンティング産業 ('06/7/2)


環境や動物の問題が多く取り上げられている、「素敵な宇宙船地球号」という番組。
興味深いテーマが多く、時々見ていますが、今日の内容はかなり衝撃的なものでした。

アフリカには多くの野生動物保護区が存在しますが、中には数が増えすぎてしまう動物もいます。
1種のみ増えてしまうと生態系にも影響を及ぼす為、その過剰に増えてしまった動物をどうするか?
という事が問題になっています。

南アフリカ共和国で始められた試みは、「野生動物オークション」です。
増えすぎてしまった動物を捕獲し、それらの動物をオークションにかけるのです。
これによって動物も死なずにすみ、また、オークションによって得られたお金は、
動物の自然保護や、アフリカの子ども達の学校や教育費などに充てられるというものです。

オークションで動物を購入するのは、主に民間の観光牧場の経営者です。
アフリカには政府管理のものだけではなく、民間によって管理されている動物が多くいます。
それぞれの経営者が広大な土地を所有し、その中に宿泊施設を設け、
宿泊者に目玉となるサファリツアーをサービスするというもの。

実はこうした民間による経営が、動物保護そして繁殖といった大事な役割を担っているのです。

その一方で、アフリカには、「ハンティング産業」というのものも存在しています。

その名の通り、増えすぎた動物をハンティング、つまり射殺させるというサービスを提供している
所が多くあるのです。ハンティング目的の観光客の7割はアメリカ人だそうです。

映像で見たそのハンティング産業の現状。
車に乗って、ガイドと一緒にインパラの群れの近くに止まった、アメリカ人夫婦の観光客。
夫が銃を構え、インパラを撃ち殺します。
「なんて美しい動物なんだ」 と言いながら、死んだインパラの角を持ち上げる夫。
その様子をカメラに収めようと必死な妻。

そしてさらに衝撃的な映像。
ハンティングの中でも一番人気はライオン。
なんと、ハンティング用に飼育されているライオンがたくさんいるのです。
そのハンティングは、「缶詰ハンティング」と言われる、きわめて残酷なものです。

大きな雌ライオン。金網の向こうには子ども達が母親に近づこうとしている。
雌ライオンは、いわゆる缶詰の様な状態に置かれ、上手く身動きが取れません。
それを狙って雌ライオンを撃ち殺すハンター。子供の前でもがき苦しむ雌ライオン。
あーーーなんて下品な娯楽だろうか。
力では到底かなわないライオンを、缶詰状態にして撃ち殺すなんて。
下品極まりない娯楽です。

政府はようやく動き出し、ハンティング産業を禁止する法律を施行する予定です。
違反者には5年以下の懲役。
とにかく一日でも早くこの法律が施行され、悲惨な死に方をする動物がなくなって欲しいです。

それにしても、もはや野生動物は人間の管理なしには生きれないのでしょうか。。
動物の威厳が失われていく様で、何だか悲しい気がしてしまいます。


下記のページで、今回の番組の短い映像を見る事が出来ます。
解説文も載っていますのでぜひご覧下さい。



素敵な宇宙船地球号