□飽食日本 ('04/7/28)
以下、 「東奥日報 “これでいいのか飽食の日本”(04/2/21)」 からの抜粋文です。
ぜひぜひ読んで下さい!最後に私のコメントを書いています。
敗戦後の日本は食糧事情が悪く、国民はやせ細っていた。それが、経済成長とともに飽食となり
今や肥満、糖尿病、高脂血症などが国民病といえるほどだ。
古くからの和食そのものは健康食といえるが、一九七一年の豚肉、九一年度以降の牛肉の輸入
自由化を経て、日本人はいつの間にか輸入肉にどっぷりつかる食生活になってしまっていた。
一九六○年代初め、日本の海外からの肉輸入量は約四万トン。
それが二○○二年度は約六十五倍の二百五十八万トンという。
しかも、各食品とも国内の自給率は低く、〇二年度の国内消費量に対する輸入量は、
牛肉が57%、豚肉が46%、鶏肉が29%。いかに海外に依存していることか。
さらに、牛肉は輸入量の45%が米国産、鶏は同じく三分の一がタイ産。
米国、タイからの輸入が止まると、国民の食卓にもろに跳ね返る。
食の不安と裏腹に日本人はあまりにも飽食に慣れ切っていないだろうか。
世界の人口は約六十三億人。
しかし、この中には、満足な食事どころか水すら飲めない最貧国が数多くある。
日本は男性が七八・三歳、女性八五・二歳の世界最長寿の国である。一方、世界最短命は
アフリカのシエラレオネで男女平均三四・〇歳。全世界の平均寿命は六五・二歳。
六十三億人のうち約八億人は食料が乏しく、栄養不足の状態だという。
私たちの食生活を顧みて、無駄はないだろうか。
子供たちに「食事は残さず食べなさい」と言う親は少なくなったと感じる。
大皿料理がはやりだが、誰が幾ら食べたか分からないし、食べ残しも多い。
コンビニエンスストアや、デパート地下の店舗から廃棄される賞味期限切れ・売れ残りの弁当、
総菜。まだ、食べられそうなのに、惜しげもなくごみとして大量に捨てられる。
農水省の調査によると、宴会場で16%、結婚披露宴で24%の食べ物が廃棄される。
環境省の推計では二〇〇〇年度の一般家庭からの食品廃棄物は約千二百万トン。
農水省によると、〇二年度の食品産業全体の廃棄食品は約千百三十一万トン。
単純に足して二千三百万トンもの食品が残飯として捨てられている。
食品産業からの廃棄約千百三十一万トンの食品は、世界の食料援助の総量に匹敵するという。
日本は世界最大の残飯大国、と警告する専門家もいる。
長寿食ともいえる日本食の良さを見直すべきだし、食料を大切にする「食」に対する教育が問われる。
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飽食日本・・知っていたことですけど、改めてこのような文章を読み、様々な数字を目にすると、
本当に愕然としてしまいます。
日本は世界最大の残飯大国??こんなに小さい国が??
そして世界最長寿の国。私はこのことを誇りに思っていたし、嬉しく思っていました。
でも、シエラレオネの平均寿命が34才と聞いて、呆然です。
私がこの国にいたとしたら、寿命まで後何年??・・34才って、すごいですよね?
同じ人間なのに、方やその倍以上もの寿命を持つ。なんだか釈然としない気もします。
食品産業からの廃棄約千百三十一万トンの食品は、世界の食料援助の総量に匹敵するという。
ショックですね。本当に。私は以前から思っていました。大量に捨てられる食料を、世界の飢餓で
苦しむ人に配ることができたら、どんなに効率がよいだろう・・と。
でもまさか、日本の、しかも食品産業からだけの廃棄物が、世界の食料援助に匹敵するなんて。
なんて恐ろしい現状だろうと思います。
世界一食品自給率が低い日本といわれていますが、本当に食品の輸入量は莫大ですね。
世界中で飢えて死ぬ人が毎日何万といるというのに、こんなに小さな国に、258万トン!!
もの肉がやってくる。こんな総量を言われるとピンと来ないのですが、その為に殺される動物は
まさに山のよう、ということです。鶏なんて、もう億単位です。
そしてその全てを私たちは消費するわけではありません。
だって、莫大な“輸入”だけではなく、同時に莫大な“破棄”もしているんですから・・。
動物にしたら、牛何頭・豚何頭・鶏何羽・・という命を“無駄”にしているのです。
肉の輸入だけでもなくなれば・・なんて思ってしまうんですよね。
国内産の肉だけしかなかったら、スーパーに並ぶ肉の量は減り、値段も跳ね上がるでしょう。
でもそれでいいと思います。
安い値段でいくらでも肉が食べれる、こんな状況だからこそ、食べ物のありがたみとか、
まして命の大切さなんて、見えなくなるのだと思います。
・・でも分かっています。これはあくまでも私の理想論です。。
ビジネスですからね。食品産業という巨大ビジネスです。肉も魚も野菜も商品であり、
食べ物がもったいないから輸入を減らそう!なんて言ったら、食品業界にしたら大変なことであり、
この飽食の現状の方が、ビジネスとしては繁盛する・・という企業も多くあるのではないでしょうか。
アメリカの狂牛病問題で、日本がアメリカ牛肉の輸入をストップしたことについて、
アメリカの食肉業者の人が言っていました。
「こっちは日本の車や電化製品をたくさん買ってるんだから、日本だって牛肉を輸入してくれなきゃ
困るよ!」
そうですよね、もうこういう体型ができあがっているわけで、私たちもその恩恵を何かしら受けています。
結局消費者の意識の問題だと思います。ひとりが肉を買わなくたって、はっきり言って変化はない。
でも、そういう人たちが増えていったら、確実に変わるものがあると思います。
(もちろん肉に限らず、他の全ての食品に関して言えることですが。)
残飯大国・長寿の国、日本。何だかすごい国ですね・・。
でも、批判の気持ちだけではなく、自分もこの国の一員・この国で暮らし、関わっているのだ、
ということを自覚することも大事だと思います。
私も批判の言葉を書きましたけど、自分もこの国の問題に関わっている一人なのだと思ってます。
コンビニにもお世話になってるし、食べ物を腐らせてしまったことだってあります。
私もこの便利な日本で便利な食生活を送っている一人です。
でも、こういう事を自覚して、現状を知って、一人一人がちょっとした行動でも起こせば、
変わるものがあると思います。お決まりな言い方ですが、本当にこれが大事だと思います。
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