ベジタリアンについて、動物について、など私の思ったことを書いています。
□イラク人質事件について思うこと ('04/4/21)


今回のイラクでの日本人人質事件。
解放された3人の様子を見て歓喜に沸いた家族でしたが、
世間の反応は日に日に冷ややか(?)になってきました・・。
自己責任・自己責任・・・この言葉がキーワードの様に報道され、
3人に対するあからさまな批判の意見さえ、テレビで発言されます。
そんな中帰国した3人・・・その表情は重く、そして深々と頭を下げる様子を見て
私はとても悲しくなりました。

色々な意見があるでしょう。ここでは私の意見を書いてみます。
もちろん自己責任という言葉は全く無視されるものではないと思いますが、
何も新聞やニュースのトップ記事にする程のことではないと思います。
費用の一部負担・・これも必要だろうか?と疑問に思っています。
確かにイラクは危険な区域に指定されており、政府も渡航者には勧告していました。
実際にイラクに向かった3人は、きっと私たちよりもイラクの危険性を知っていたはずですし、
それなりの覚悟を持たれていたのだと思います。
危険を冒してまでやりたいことがあった・・訳ですよね。
そしてそれは単なる自己満足とか、そういうレベルのものではないと私は思うのです。
というか、それくらいの気持ちではイラクになんて行けないのではないでしょうか。

結果的に3人は人質事件に巻き込まれ、危険な目に遭うこととなりました。
もちろんこうなれば、国が関わらざるを得なくなり、確かに事件が事件だけに
多くの国の多くの人々が、時には危険を伴う様な行動をされ、今回解放に至りました。
確かに3人にとって、多くの人の力のおかげ・・というものはあるし、もっと言えば
迷惑も掛けたことになるでしょう。
でも、だからといって、ここまで3人がバッシングされてしまうのもどうかと思います。

こんな比較をするのも不謹慎かもしれませんが・・
以前イラクで、外交官2人が命を落とされる事件がありました。
イラク復興のために活動していた中での事件。とてもつらく残酷なことだと思います。
でも今回の3人にしても、やはりイラクでやるべきことが1人1人の中にあったわけですよね。
もし3人が自衛隊や外交官の様に、国の任務として今回イラクに行っていたならば、
または名の知れたメディア関連会社から、取材などの目的で今回イラクに行っていたならば、
“個人”や‘フリー”の立場ではなかったなら・・これほどの批判はなかったのでしょうか。
そう思うとどこか腑に落ちない所があります。
どんな立場であれ、外面的に違いはあれ、目的や気持ち的に共通点は多いと思うんですけどね。。

私は正直、3人は実行力・勇気のある方たちだと思っています。
私は実行力がない人です・・・。例えば動物の問題を訴えていても、
実際に動物の施設を色々回ったり、関係者に直接話をしたり、街で何かを訴えたり・・
そういう表立った行動は殆どしたことがありません。
理由は恐いから・・でしょう。苦しむ動物や死んでゆく動物を直視するのも恐い、
関係者と面と向かって口論する勇気もない、街で自分の意見を言うのも緊張する。。
だからこうして、ひたすらHP上で色々書いているのです。これって楽なことだよな、とよく思います。

世界中には色々な問題が山積みになっていて、それぞれの問題に関心を持つ人がいます。
そしてその中に、実際に行動して問題を解決しようとする人たちがいます。
私はそういう方たちを勇気ある人だと思います。
私だってテレビでイラクの様子・・爆撃で命を落とした人々、それを悲しむ家族、貧困、子供、、
そんな映像を見れば、悲しみと怒りでいっぱいになり、何とかできないのか・・と思います。
でも、思うだけです。多くの人が思うだけだと思います。
でも3人の方たちは、実際に現地に行ってまで何かしたいと思った、訳ですよね。
これってそんなにいけないことかなぁ・・。
色んな人に迷惑をかけた・・迷惑を・迷惑を・・って言うけど、そんなこと言ったら、
それ以上に迷惑な問題なんて日本だけ見たって山積みだと思います。
あと、税金を使って3人を救助したんだ、国民の税金によって!なんて税金・税金といいますが、
私は、(少ないながらも)税金を払う身として、今回の様に有意義に税金が使われるのは
いいことではないかと思います。
銀行支援・不良債権処理に数十兆円使われることに比べたら、微々たる金額でしょうし、
こんなことに税金を使われることの方がよっぽど腹立たしいです。
まあ、接待や汚職に使われることももっと腹立たしい・・というかこれは呆れてしまいますが。
建設途中で話が流れそうな高速道路。公共施設。これだって莫大な税金です。
今回の事件で税金・税金って言うけれど、他の税金の無駄遣いに比べれば、
目的があっての使い方で私は納得しています。

さらに今回の事件で悲しいのが、人質家族へのバッシングです。
確かに事件当時、家族による世間や国への口調は強すぎたかもしれない。
でも・・・・全ての人に想像してもらいたいです。
自分の家族が、どこの場所かも分からない暗闇の中、後ろから銃を突きつけられている。
私なら、やはり感情的になっているでしょうね。自衛隊を撤退させて!命がかかってるのよ!
小泉首相に合わせて!とにかく家族を助けて!って、泣き叫びながら言っているでしょう。
他人事・・なんですよね、結局。まぁもちろん他人事といえば他人事です。
でもこれじゃ何だか悲しすぎます。
これは色んなことに言えますが、“自分の身に置き換えて考えてみる”ことって大事だと思うんです。
感情的な家族の様子を見て、傍観するだけではなくて、想像してみるんです。
そうすれば、“そうだろうな・・感情的になるのも無理はないよな・・”って思えると思うんですけどね・・
こういう気持ちってとても大事だと思います。
どんな事件だって明日は我が身・・とも言えますからね。

・・・さて、長々と思うままに書いてしまいました。
賛否両論ある事件だと思いますが、今の時点で私の思うことを書きました。