グアテマラの野生生物 (こちらのサイトからの抜粋です。画像もありますのでぜひご覧ください)
密猟の実態と動物たちのゆくえ
●絶えない密猟
密猟者は、おもに赤ちゃんを狙う。赤ちゃんの方がペットへの需要が高いからだ。
では、その赤ちゃん達はどこへ売られるのか?日本、アメリカをはじめとした先進各国である。
密猟者はまず、母親を銃で撃ち殺す。サルなど子供が母親にしがみついていた場合、
大概は一緒に木から落ちて死んでしまう。生き残るのは3匹に1匹以下だという。
そして子供を薬で眠らせ、袋や箱に押し込め、40℃近くにもなる猛暑の中を何日もかかって
国外へ持ち出すのだ。か弱い赤ちゃんがこれに耐えられるはずはなく、おびただしい数が
死んでいく。最終的に1匹生き残るのに、10匹は死んでいるのだという。
没収されるのものも一握りである上に、そのうちARCAS(グアテマラ野生生物保護団体)
に連れてこられるのはほんの氷山の一角だそうだ。 また保護されても、母親を殺された
恐怖と悲しみ、輸送中の劣悪な状態から病気にかかり、すぐ死んでしまうものが後を絶たない。
5月〜6月にかけての赤ちゃんのシーズンになると、毎日のように新顔が運び込まれる。
その度に「ああ、この何十、何百倍の動物たちが殺され、売り飛ばされているのだ」と
やりきれない思いである。
●可哀相な赤ちゃん
運び込まれた動物は隔離棟に入れられる。例えばサルは、90日間他のサルと隔離され、
病気を持っていないか等を診るのだが、狭いケージに入れられた赤ちゃんは、母を求めて
1日中泣き叫ぶ。本当に耳を覆いたくなるほど辛いものだ。サルは生まれてから2〜3年の
間は母親にしがみついて片時も離れずにいるのだから無理もない。
そして母親から、兄弟から、スキンシップを通して様々な生きる知恵、集団生活の適応性を
学ぶ大切な時期を、ケージに入れられひとりぽっちで過ごさねばならない。
毛繕いもしてもらえず、ダニやシラミで一杯になってしまうこともある。
こんな状態で人間に育てられた動物が果たして野生に戻れるのか?資金不足ゆえに、
その追跡調査はされていない。また、離した直後に密猟されてしまう可能性を考えると、
このケージにいるほうが幸せなのかも知れないとさえ思えてくる。
野生動物たちの楽園は、グアテマラにはもはやないに等しいだろう。
●消えてゆく森
グアテマラの国土1/3を占める森にも、他国同様多くの人が入り込み、焼畑や、宅地化を
どんどん進めている。野生生物同様、伐採された森林も、多くが日本へ輸出されている。
現に、ジャガーなどの大型動物、コンゴウインコなどのカラフルな大型鳥類はもう森へは帰せない。
帰してもすぐ捕まってしまうので、すべて動物園行きなのだ。
これらのような密猟は、グアテマラだけに限らず世界各地で起こっている。
野生動物の最大の消費国である我々がせめてできることは、生き物だけでなく野生生物を
使った商品にも目を向け、これらを極力「買わない、欲しがらない」ことだ。
また、さらに必要なのは、できる限り多くの人に、このことを知らせることだと思う。
グアテマラのあの愛らしい顔たちが永久に消えることなど、決してないようこれからも保護活動を
支援/協力し、人々に伝えていきたい。
ブラジル動物密輸の規模 (ロイター通信)
ブラジルの全国野生動物密輸反対ネットワーク(RENCTAS)は11月初旬、
動物密輸に関する報告書をまとめた。それによると、ブラジルで違法に捕獲される動物の数は
年間3800万頭に上るという。動物の密輸は世界で武器とドラッグに続き3番目に大きい国境
犯罪で、その年間販売額は200億ドルに達し、地元密輸者の儲けは年間10億ドルにもなる。
警察により密輸の難を免れる動物はわずか0.45%だが、その数は98年2万3100匹から昨年は
6万1182匹と年々着実に増えている(政府発表)。密輸動物は高いものになると、希少種の
オウム(Lear’s Macaw) が6万ドル、ヘビ(Jararaca)が2万ドル、ジャガーの毛皮が2万ドルの
値がつく。オウムやインコはブラジルの街中のマーケットで5〜100ドルで売られ、珍しいものは
海外へ持ち出され高値で取引される。動物密輸業者の多くはドラッグなど他の犯罪にも関わる
プロだという。
ブラジル動物密輸 (日経新聞)
【ベジャ誌二十四日】地球規模で重要な自然保護地区がいくつかあるブラジルは、
動物密輸という莫大な利益を与える犯罪に悩まされている。全国野生動物密輸対策網
(RENCTAS)のリポートによると、ブラジルの密林で毎年千二百万匹の動物たちが強奪
されている。動物密輸は武器、麻薬密輸の利益には及ばないが、年間十億ドルもの金額を
流動させており、世界の野生動物密輸の一〇%を占めている。リポートは国内に動物密輸
組織が三百から四百グループあり、麻薬密輸に通じ、野生動物を捕らえ世界各地に配る
専門家である、と告発している。
ブラジルでは、アラーラに千レアル、パパガイオに百五十レアルも支払うような人々が動物密輸
を後押ししている。国外では価格が数倍ともなり、米国、ヨーロッパ、アジアでは青アラーラが
三万ドルにもなる。また、ジャグアチリカ(ヤマネコの一種)は一万五千ドル、ジャララカは
二万ドルする。バイア州環境保護グループの一員で地理学者のマルコス・フレイタスさんは、
「豊富な自然環境を持つパンタナルやアマゾンでの警備が足らず、密輸業者天国と化している」
と述べている。
国立自然環境保護院(IBAMA)によると、バイア州で押収された野生動物は百四十六種も
あり、うち九〇%がペットとして販売され、少なくとも半分が国外に持ち出される。
RENCTASのデネル・ジオバニニ指導員は、「アラーラやパパガイオ、猿などは危険な病原体
の媒体で、これらをペットとして飼うことは家族を危険にさらすことにつながりかねない」と注意している。
その他密輸に関するページ
エコブラジル
(ブラジルで密輸業者の標的となっているアララ(オウム)について)
ジン・ネット
(密輸入されたオランウータンなどの動画が見れます)
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